2012年02月19日
『これが週刊こどもニュースだ』
こんばんは、メガネです。
相変わらずぐっちゃぐちゃです。
ずっと寝てる方が安全じゃないかと思うくらい。(笑)
まー、いろいろ灘目透かしながらやってます。
『これが週刊こどもニュースだ』NHK「週刊こどもニュース」の制作現場から
2000年9月25日 第1刷
2011年3月27日 第18刷
著者:池上彰
発行:株式会社集英社
定価:¥533+税
2012年2月10日読了
池上さんの「わかりやすい解説」の原点となったNHKの番組裏話など。
専門用語を誰にでもわかる言葉に置き換える「和文和訳」、もしくは「言葉の因数分解」がどれほど大切なのかをわからせてくれます。
子供の発想に大人がびっくりしたり、今の子供が理解できなくてがっかりしたり、ずっこけたり、いろんな発見があったようです。
とにかく、普通のニュースで取り上げられている、難しい内容をいかにして子どもたちにわかってもらうか、という苦労が伝わってきます。
模型を作ってみたり、寸劇をやってみたり…。
そして、そんな中で「指示待ち族」という池上さんが感じている若い人間の残念な部分…。
この言葉は耳が痛いです。
自分で考えることは大切なんですが…トレーニングが必要ですね…。
それでは、以下はまえがきです。
はじめに
「NHK週刊こどもニュース」のある日の編集会議でのこと。イスラエル軍がパレスチナ占領地から一部撤退を決めたニュースをどう表現するか、スタッフ一同、頭を抱えていました。「撤退」というむずかしい言葉はこどもが理解できないだろうと考え、どうわかりやすく言い換えるか苦心していたのです。年配のスタッフの意見で、「軍隊を立ちのかせることになりました」と表現することになりました。そして放送前日。「こどもニュース」の出演者のこどもたちをまえに、私が原稿を読んで聞かせます。
「イスラエルは、軍隊を立ちのかせることになりました。これ、わかるかな?」
「わかんなーい」
「そうか。だったら、軍隊を引き上げることになりました、と言えば?」
「うん、それならわかる。撤退のことでしょ」
スタッフ一同、ずっこけたことは言うまでもありません。どうして「撤退」という言葉を知っているのか。テレビゲームの中にでてくるんだそうです。相手がこどもたちだからといって、あなどることはできません。
私は、「週刊こどもニュース」のお父さん役をつとめて七年目になりました。もともと記者出身の私は、「わかりやすく書く」ことを新人時代からたたき込まれてきたはずでしたが、小学生のこどもたちにおとなの世界のニュースを伝えるのは、至難の業でした。
知っている言葉の量が少ないこどもたちに、むずかしい言葉をやさしく言い換えて伝えることが大変なのは、もちろんのことです。でも、それだけではありません。おとなの世界では”当然”と思われているさまざまなしきたりや慣行が、こどもの目から見ると、いかに奇妙で許せないことか。こどもには理解できません。その子たちにわかってもらわなければならない私にとって、こどもにニュースを伝えることが、私たちおとな社会を客観的に見つめ直すいい機会になりました。
「こどもに教えられる」というのは、こういうことを言うのだなと実感する日々です。それだけに苦労は多いものの、楽しい仕事でもあります。
この本を手にとられた皆さんに、そんな楽しさを知ってもらいたいと思って書きました。
幸いなことに、「こどもニュース」はこどもたちばかりではなく、おとなからも「わかりやすい」という評判をいただいています。老人クラブでの視聴率トップ番組になっていたり、大学の就職課が就職試験の準備のために見ることを学生に勧めたり、中学や高校の受験勉強の教材になったり、思われる使われ方もしています。
「どうすれば、あのようにかみ砕くことができるのですか?」という質問もよく受けます。
そこで、こどもたちに世の中の動きを動きを教えるノウハウを失敗談も含めて、恥をしのんで公開することにしました。同時に、さまざまなニュースの解説として読んでいただけるように工夫したつもりです。
世の中のニュースを素材に、家庭での会話がはずむきかっけになれば、こんなにうれしいことはありません。
「NHK週刊こどもニュース」のある日の編集会議でのこと。イスラエル軍がパレスチナ占領地から一部撤退を決めたニュースをどう表現するか、スタッフ一同、頭を抱えていました。「撤退」というむずかしい言葉はこどもが理解できないだろうと考え、どうわかりやすく言い換えるか苦心していたのです。年配のスタッフの意見で、「軍隊を立ちのかせることになりました」と表現することになりました。そして放送前日。「こどもニュース」の出演者のこどもたちをまえに、私が原稿を読んで聞かせます。
「イスラエルは、軍隊を立ちのかせることになりました。これ、わかるかな?」
「わかんなーい」
「そうか。だったら、軍隊を引き上げることになりました、と言えば?」
「うん、それならわかる。撤退のことでしょ」
スタッフ一同、ずっこけたことは言うまでもありません。どうして「撤退」という言葉を知っているのか。テレビゲームの中にでてくるんだそうです。相手がこどもたちだからといって、あなどることはできません。
私は、「週刊こどもニュース」のお父さん役をつとめて七年目になりました。もともと記者出身の私は、「わかりやすく書く」ことを新人時代からたたき込まれてきたはずでしたが、小学生のこどもたちにおとなの世界のニュースを伝えるのは、至難の業でした。
知っている言葉の量が少ないこどもたちに、むずかしい言葉をやさしく言い換えて伝えることが大変なのは、もちろんのことです。でも、それだけではありません。おとなの世界では”当然”と思われているさまざまなしきたりや慣行が、こどもの目から見ると、いかに奇妙で許せないことか。こどもには理解できません。その子たちにわかってもらわなければならない私にとって、こどもにニュースを伝えることが、私たちおとな社会を客観的に見つめ直すいい機会になりました。
「こどもに教えられる」というのは、こういうことを言うのだなと実感する日々です。それだけに苦労は多いものの、楽しい仕事でもあります。
この本を手にとられた皆さんに、そんな楽しさを知ってもらいたいと思って書きました。
幸いなことに、「こどもニュース」はこどもたちばかりではなく、おとなからも「わかりやすい」という評判をいただいています。老人クラブでの視聴率トップ番組になっていたり、大学の就職課が就職試験の準備のために見ることを学生に勧めたり、中学や高校の受験勉強の教材になったり、思われる使われ方もしています。
「どうすれば、あのようにかみ砕くことができるのですか?」という質問もよく受けます。
そこで、こどもたちに世の中の動きを動きを教えるノウハウを失敗談も含めて、恥をしのんで公開することにしました。同時に、さまざまなニュースの解説として読んでいただけるように工夫したつもりです。
世の中のニュースを素材に、家庭での会話がはずむきかっけになれば、こんなにうれしいことはありません。
Posted by メガネさん at 19:29│Comments(0)
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