2012年04月24日
『人生を教えてくれた 傑作!広告コピー516』
こんばんは、メガネです。
久しぶりに15時まで爆睡しました。
あーあ、やっちゃった。
起床から4時間くらいでビール飲むことになりますが、とくに気にしません。(笑)
1日の半分を寝て過ごしたので、とくにネタがありません。
というわけで、今月もあと1週間を切ったことですし、溜まった読了本を消化していきます。
『人生を教えてくれた 傑作!広告コピー516』
2012年3月10日 第1刷
編者:メガミックス
発行:株式会社文藝春秋
定価:¥714+税
2012年4月19日読了
まさにその通りだと納得させられたものから、爆笑したもの、意表を突くもの、哀愁や運命、様々なありようを少ない言葉で強いインパクトを与えるフレーズで表すのは大変なものだったことでしょう。
推敲を重ね、締切に追われながら必死に搾り出したものもあるだろうし、ひょっとしたら、ポロっとこぼれ落ちたように生まれた言葉もあったかもしれません。
それでも、僕たちはたったひと言でも感動させられるんだなぁ。
さて、僕が選んだコピーを少し。
まずは、男には嬉しいけど、ちょっと怖い一言。(笑)
「ハートをあげる、ダイヤをちょうだい」
過去にも読んだ『名文どろぼう』にも収録されていた逸品。
「恋が着せ、愛が脱がせる」
こんなこと言ってみたい☆
「故郷が二つになることが、結婚だったんだね」
これも言ってみたいけど…ちと恥ずかしい(笑)
「ぼくが、一生の間に会える、ひとにぎりの人の中に、あなたがいました。」
うう…(´;ω;`)
「独身最後の親孝行は、結婚なのです。」
切ない…゚(゚´Д`゚)゚
「母が年をとったことを、味の薄さで知りました。」
僕が魅かれるものと皆さんが魅かれるものは違うと思います。
たった一言が与えるこのインパクト。
一度味わってみてください。
さてさて、まえがきがあります。
見開き1ページ分しかないのにけっこう長いんですよね。
頑張って書き写しますよ~⇒
まえがき
コピーライターは、言葉の人ったらしである。
あるものは人生をうたい、あるものは恋を語る。その言葉は、刃物のようにグサリと突き刺してくるものであったり、優しいお姉さんのハミングだったりする。またギャグをかます、とぼけたオジサン風のものもあれば、警句を放つ、しかめ面の哲学者的コピーもある。その巧みな言葉は、もちろん商品を売るための戦術ではあるのだが、優れたコピーは媚びを売らない。媚びを売る人ったらしほど成功の確率が少ないという原理はキャッチコピーも同様で、「商品を買ってね」という角度とは違ったところから、ズンズン攻めてくるのである。
雑誌で、新聞で、電車の中で。いわば行きずりの出会いにもかかわらず、そして、「どうせ広告じゃん」と醒めたでこちらは見始めるのにもかからわず、悔しいことに、知らず知らずのうちに、すっかり魅了されている私たちが常にいる。
そうなのだ。優れたキャッチコピーは、媚びを売らなくとも、人をコロリとおとす力を持っている。わずか1行の言葉なのに、それを目にした後に残る楽しさや感動は、本1冊読んだ後の後読感以上に濃い場合もある。そして、なかにはその1行に出会うことで、価値観やライフスタイルが変わったという人も少なくないだろう。
キャッチコピーは、そもそもは、商品を売るためのフレーズであり、文学ではない。だから当然、コピーのそばにはその書き手のクレジットもない。けれども、キャッチコピーが単なる宣伝文句として、時の流れとともに忘れ去られていくのはどうだろうか。
行きずりの人の心をすぐさま捉えるキャッチコピー。それは瞬間文学であり、また、現代人の心を直撃する、時代の格言だとつくづく思う。そして、文学や格言が何年経ってもその吸引力を失わないように、また強いキャッチコピーも、同様にいつまでも感動や共感を与えてくれるものだと思う。
この本は、私たちを口説きおとした言葉の人ったらしたちによる'80年より'01年の約20年の間に生まれた秀逸のコピー作品から、516本を選出した永遠のフレーズ集でもある。人生、愛、毎日。心に何かを問いたいとき、ぜひこの本を手にしてほしい。うまいことを言うもんだ、と元気がわいてくるはずだ。
2012年春
メガミックス
コピーライターは、言葉の人ったらしである。
あるものは人生をうたい、あるものは恋を語る。その言葉は、刃物のようにグサリと突き刺してくるものであったり、優しいお姉さんのハミングだったりする。またギャグをかます、とぼけたオジサン風のものもあれば、警句を放つ、しかめ面の哲学者的コピーもある。その巧みな言葉は、もちろん商品を売るための戦術ではあるのだが、優れたコピーは媚びを売らない。媚びを売る人ったらしほど成功の確率が少ないという原理はキャッチコピーも同様で、「商品を買ってね」という角度とは違ったところから、ズンズン攻めてくるのである。
雑誌で、新聞で、電車の中で。いわば行きずりの出会いにもかかわらず、そして、「どうせ広告じゃん」と醒めたでこちらは見始めるのにもかからわず、悔しいことに、知らず知らずのうちに、すっかり魅了されている私たちが常にいる。
そうなのだ。優れたキャッチコピーは、媚びを売らなくとも、人をコロリとおとす力を持っている。わずか1行の言葉なのに、それを目にした後に残る楽しさや感動は、本1冊読んだ後の後読感以上に濃い場合もある。そして、なかにはその1行に出会うことで、価値観やライフスタイルが変わったという人も少なくないだろう。
キャッチコピーは、そもそもは、商品を売るためのフレーズであり、文学ではない。だから当然、コピーのそばにはその書き手のクレジットもない。けれども、キャッチコピーが単なる宣伝文句として、時の流れとともに忘れ去られていくのはどうだろうか。
行きずりの人の心をすぐさま捉えるキャッチコピー。それは瞬間文学であり、また、現代人の心を直撃する、時代の格言だとつくづく思う。そして、文学や格言が何年経ってもその吸引力を失わないように、また強いキャッチコピーも、同様にいつまでも感動や共感を与えてくれるものだと思う。
この本は、私たちを口説きおとした言葉の人ったらしたちによる'80年より'01年の約20年の間に生まれた秀逸のコピー作品から、516本を選出した永遠のフレーズ集でもある。人生、愛、毎日。心に何かを問いたいとき、ぜひこの本を手にしてほしい。うまいことを言うもんだ、と元気がわいてくるはずだ。
2012年春
メガミックス
Posted by メガネさん at 19:29│Comments(0)
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