2011年12月10日
「バルス!」に込められた想いと『第2図書係補佐』
こんばんは、メガネです。
いやー、昨日のラピュタ、よかったですね~。
全然色褪せない世界。
物語の終盤で使われるシータの家に代々受け継がれてきた滅びの言葉、ラピュタ語で『バルス』とは「閉じる」という意味らしいです。
そして、その語源とされるのがトルコ語の『バルシュ』。
これには「平和」という意味があるそうです。
「戦争の幕を閉じて世界に平和を」という宮崎駿監督の願い・思いが込められているのかもしれませんね。
もし本当にそこまで考えてラピュタ語を作り込んでたとしたら、王位継承の名前とかどんな意味があるんでしょうね?
さて、書評です。
『第2図書係補佐』
平成23年11月25日 初版発行
著者:又吉直樹
発行:株式会社幻冬舎
定価:¥495+税
2011年12月3日読了
お笑いコンビ「ピース」の又吉氏が書いた本にまつわるエッセイ集。
申し訳ないんですけど、又吉さんの相方の名前もピースのコントも見たことありませんでした。
ただ、何かの再現VTRで又吉さんが変態の役をやっていたのだけは覚えています。(笑)
どんな書評を書くんだろう?と思ったのと、表紙に惚れて買いました。
仮に又吉さんの後ろにある本棚が又吉さんのものだとしたら…と考えると、ほんとにどんな書評なのかという興味が溢れてしまったのです。
あ、あと目次チェックしてたら『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』と『夜は短し歩けよ乙女』の2タイトルが目に飛び込んで来たので、衝動買いです。(笑)
実際に書かれていたのは、その本を読んでいた時に彼は何を考えて、何をしていたのか、など。
売れない芸人時代から本を読みたいのにお金がなくて読めない苦しみを味わい、それでも何とか本を読みたいという彼の姿勢はスゴイな、と思いました。
小説のような出会い、そして小さく切ない恋と別れ。
実際に彼が経験したことなんですが、なんだか有川作品で使われてそうな気すらしたのは、彼の筆力でしょう。
小説書いたらいいのに、って思ってしまいました。
てか、出したら絶対買います。
本に対する思い入れは強く、幅広い作品を数多く読んでます。
あと、彼の秘密のノート、まるで欝がひどい時の僕のブログの様です。
それをオープンにしてるかしてないか、だけの違いかもしれません。
Posted by メガネさん at 19:29│Comments(0)
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