2011年11月07日

「助けてやろうか?」


真っ暗闇から差し伸べられた手。




深い声で「助けてやろうか?」の一言。





でも、その手は干からびていて、爪はするどく尖っていました。




ここ最近の中で最も寝覚めの悪いものでした。




特に今日は母が半年に1回の検査の日だったので、余計に心配だったんですよね。





なかなか帰って来ないですし…。




そんな中、だんだんと思い出したことがあるんです。







その手を、前にもどこかで見た覚えがあるんです…。







そう、それは1回目の転移の時。
肝臓の手術をした母に寄り添って病室に1泊した時に母の足元にいたのを見ているんです。
小さな女の子が悪さをしたって前に言ったことがありますが、それよりも前にその後姿を僕は見ています。




そして、mixiでつぶやきながらさらに思い出したのですが、おばあちゃんのときにも姿を見ているんです。





あれは、「死神」といっていいものなのか、自分ではわかりかねます。




結局、母は右の肺にあるガンは大きさも変わらず、悪さをしないだろうということで、今回も異状なしという結果でした。




ただ、僕の中には何とも言えない不安が残っています…。






「助けてやろうか…?」





母の病気が完全に消え去るならば、僕は自分の何かを犠牲にする代わりに死神の手を取るかもしれません。





ただの夢だと思って早く忘れてしまうべきか、それとも…?



同じカテゴリー(日記・つぶやき)の記事画像
総出
試供品
支度
久々の1万歩
換装
薪割り
同じカテゴリー(日記・つぶやき)の記事
 気づけば年末 (2019-12-28 18:46)
 すっかり放置していました (2019-11-02 15:48)
 1か月 (2019-07-01 18:09)
 辞令 (2019-06-13 17:50)
 初出勤 (2019-06-03 18:11)
 内定 (2019-05-28 15:23)


この記事へのコメント
逆なのでは?
記憶にある不気味な何かを夢にみた、のではなく、
夢のインパクトが大きかった為に記憶が変質している、なのでは?
脳みそは時々そういうイタズラをする
って京極夏彦がゆってましたw
Posted by WKY at 2011年11月07日 23:33
気になる事が重なると、偶然ではなく意味があるものとして、受け止めてしまいます。

でも偶然が偶然を呼び、奇跡になることも・・・

悪い方に考えてしまい始めると、偶然は意味があるように思って進んでしまいます。

夢のことよりお母さんのガンが進んでない事を受け止めた方がいいのじゃないのかな?
今日のこの青空も一緒に見れる事を!
Posted by Blue sky at 2011年11月08日 09:10
>WKYさん

昔見た2回は夢じゃないんですよ。
確かに起きてました。
でも今回のは夢であってほしいですね。

>Blue skyさん

そうですね。
でも死神って本当に死ぬ人以外のところにも様子を見に現れたりするみたいだし、見た時は怖いですが一概に悪いだけの存在とは言えないと思うんです。

ただ「助けてやろうか?」の意味が知りたい。
Posted by メガネさんメガネさん at 2011年11月08日 13:59
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

アクセスカウンタ
プロフィール
メガネさん
メガネさん
2010年8月にうつ病と診断。
2011年8月に双極性障害(躁鬱病)と診断。

パニック障害、不安障害、自律神経性発熱などいろいろ併発。(笑)

何年か継続して毎日更新してましたが、2013年初頭に激変。

以来マイペース更新に切り替えました。
Information
ログインはこちら
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 19人
QRコード
QRCODE
オーナーへメッセージ