日銀、自民党のバトル

メガネさん

2007年01月17日 00:30

「そろそろ利上げをするべきじゃないか?」
「いや、まだ時期尚早である!」


利上げをめぐってこんなせめぎあいが日銀と自民党の間で続いているみたいですね。


TV・ラジオのニュースや新聞を見てると、どちらの言い分もわからんでもないです。
でもね、どうも自民党側には感情的になっているんじゃないかな????って思えるんですよ。
一定以上の年収があるサラリーマンの残業を減らそうという「ホワイトカラーエグゼンプション」法案提出の延期。


理由は国民の理解を得られたとは思えない。
表向きは、ということでしょうね。
気になるキーワードとして、「参院選前なので見送るべきだ」という意見がちらほらと出ていました。

利上げを阻止しようとしているのも、参院選をかなり意識しているんじゃないかな?


0.25%の利上げをめぐってここまで激しく反発するなんて増税路線を歩む政治家の皆さんにしては、僕は意外だなぁって思いますもの。「参院選」というキーワードがなかったとしたら、ですけどね。



日銀にはちょこちょこ自民党に今回のような刺激を与えつつ、牽制しておいてほしいものです。
利上げが遅れて、インフレが起こってから慌てても困りますしね。


しかしながら、夜のニュースでは日銀が利上げを断念、というニュースが流れていました。



今すぐに利上げを急ぐ必要はないとは思いますが、政治家・役人の思惑ではなくより多くの人々の経済活動のために最良の判断をして頂きたいものです。

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