農業に見出す光明。

メガネさん

2008年08月28日 23:59

こんばんは、メガネです。


高齢化や不採算、生産調整でせっかくの作物を廃棄する…などなど、本当に苦しい日本の農業。
現在、農業の未来を必死で模索する人々がけっこういらっしゃるのは確かなんです。

ただ、せっかくアイディアを出しても、投資できるお金がない。


そこに、農業ファンドなるものが登場してきているようですね。
更には、大手小売が生産にまで進出しているという事実。
重油価格高騰により、大打撃を受けているハウス農家。
ハウス全体の土中にパイプを行き渡らせ、暑いときには水を、寒いときには温水を流すことで年中温度を一定に保つシステムの開発に、農業ファンドが出資しているとか。

重油を使用するよりも経費自体は3分の1に抑制できるそうです。
開発、導入コストの調達のために銀行に融資を求めて走り回らずとも、ファンドが未来に投資してくれれば、生産者としてもありがたいですね。
将来性のある企業(農家)に投資することこそがファンドの本来の姿。


そして、小売と農家が直接契約を交わして専売するというシステムについても、変化の兆しが現れつつあるようです。
契約農家という形から、一緒に生産するという形態に移行しています。
商品になるものだけを仕入れて販売するのでは、一定の基準に満たない作物は廃棄されていたわけですが、これからは農作物そのものとして販売価値のないものを加工食品として独自ブランドで販売できるというメリットが生まれます。

生産したものを今まで以上に有効に活用できるってことですね。


更には企業が農業を行うことで、新たな「雇用」が生まれ、農業人口の安定、高齢化による農地放棄の防止にもつながっていきます。
あとは消費者が無駄遣いを少しでも減らす努力をしなければいけませんね。



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