『めくらやなぎと眠る女』

メガネさん

2010年05月07日 23:27

こんばんは、メガネです。


GW明けで曜日感覚がおかしくなってますが、週末ですね。

『象の消滅』に続く短編集を手にとってみました。





『めくらやなぎと眠る女』

2009年11月25日発行

著者:村上春樹
発行:株式会社新潮社

定価:¥1400+税

2010年5月1日読了


英語版と同じ作品構成になっているそうで、既出の作品も含まれています。



いやー、今回の短編はどれも濃くて重かったです。
読むのに苦労しました。

ちょっと離れると読めなくなっちゃってました。


収録作品

「めくらやなぎと眠る女」

「バースデイ・ガール」

「ニューヨーク炭鉱の悲劇」

「飛行機―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」

「鏡」

「我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史」

「ハンティング・ナイフ」

「カンガルー日和」

「かいつぶり」

「人喰い猫」

「貧乏な叔母さんの話」

「嘔吐1979」

「七番目の男」

「スパゲティーの年に」

「トニー滝谷」

「とんがり焼の盛衰」

「氷男」

「蟹」

「蛍」

「偶然の旅人」

「ハナレイ・ベイ」

「どこであれそれが見つかりそうな場所で」

「日々移動する腎臓のかたちをした石」

「品川猿」


すごいボリュームでしたよ。正直疲れました。(笑)


「偶然の旅人」、「ハナレイ・ベイ」がけっこう気にいったかな。


ハナレイ・ベイはちょっと切ない系ですけどね。
まだ「すんなり理解できる」お話だったので。(笑)


「嘔吐1979」とか「蟹」はもう不気味というか何というか…。


この本は時間を経て再読する必要がありそうです。


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