『魂をゆさぶる辞世の名句』

メガネさん

2009年08月19日 22:47

こんばんは、メガネです。




『魂をゆさぶる辞世の名句』

編著 宣田 陽一郎(せんだ よういちろう)
成美堂出版

定価:¥524+税


特に意味はなく、興味本位で買ってみました。



心に残った句をいくつか


和泉式部(平安中期歌人)
 
 「生くべくも 思ほえぬかな
  別れにし人の心ぞ 命なりける」

(もう生きていく気力もない。なぜなら、別れた人は私にとって命だったから。)



白隠禅師(はくいんぜんじ)(臨済宗禅僧)
 
 「若い衆や 死ぬがいやなら今死にや
       一たび死ねば もう死なぬぞや」  

(若い人よ、死ぬのが嫌ならば、今、死になさい。一度死ねばもう死ぬことはないんだよ。)




橋正 豊次(はしまさ とよじ)(特攻隊員)

 「故郷の 乙女の千人針抱きしめ
           春の盛りを 大空に散る」

(ふるさとの乙女が刺してくれた千人針を抱いて、若い時分は、今、大空に散っていく。)





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