『魂をゆさぶる辞世の名句』
こんばんは、メガネです。
『魂をゆさぶる辞世の名句』
編著 宣田 陽一郎(せんだ よういちろう)
成美堂出版
定価:¥524+税
特に意味はなく、興味本位で買ってみました。
心に残った句をいくつか
和泉式部(平安中期歌人)
「生くべくも 思ほえぬかな
別れにし人の心ぞ 命なりける」
(もう生きていく気力もない。なぜなら、別れた人は私にとって命だったから。)
白隠禅師(はくいんぜんじ)(臨済宗禅僧)
「若い衆や 死ぬがいやなら今死にや
一たび死ねば もう死なぬぞや」
(若い人よ、死ぬのが嫌ならば、今、死になさい。一度死ねばもう死ぬことはないんだよ。)
橋正 豊次(はしまさ とよじ)(特攻隊員)
「故郷の 乙女の千人針抱きしめ
春の盛りを 大空に散る」
(ふるさとの乙女が刺してくれた千人針を抱いて、若い時分は、今、大空に散っていく。)
関連記事