『レインツリーの国』
こんばんは、メガネです。
前回紹介した『図書館内乱』の中に登場した1冊の小説があります。
それが物語の世界から飛び出してきたのがこの『レインツリーの国』です。
耳に障害を持つ女の子と、何の変哲もない男が繰り広げる爽やかな恋愛小説になっております。
舞台は関東なんですが、主人公の男は関西出身ということで関西弁丸出しです。(笑)
出会いは何気なく見つけたHP。
自分が大好きだった物語についてのコメントを見て、書き込みをしたところから2人の関係が始まります。
主人公は最初、女の子が耳が不自由だということを知らないので、様々なトラブルや喧嘩を繰り返しながらでも2人の距離は徐々に縮まっていく…というのが大まかな筋。
耳の障害を持つ人々の声を取り入れ、奇麗事だけでは済ましていないところが作者が頑張られたところじゃないかなぁと思います。
健常者からしてみれば精一杯の気遣いのつもりでも、障害を持った人にはありがた迷惑だったり、僕らが思った以上にたくさんの問題があるもんなんだと気付かされたのも事実です。
『図書館』シリーズからまさかこんな純愛ストーリーが飛び出してくるとは思ってもみなかったですが、たまには爽やかな恋愛物を読むのも悪くないですね。
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