『村田エフェンディ滞土録』

メガネさん

2008年09月07日 22:32

こんばんは、メガネです。


昨日の打ちっぱなしで痛む全身を引きずって、朝から京都まで散発へ行ってきました。
その足で河原町まで足を伸ばして、友達と一緒に「戦場の絆」出撃して来ました。

ちょっと行かないうちに、マナー(もともとそんなに良くはない)が更に悪化していて、PODの中にタバコの吸殻が落ちていたりで、少しガッカリしました。

みんなが楽しく遊べるように、最低限のマナーは守ってほしいものです。


さて、しばらく完全ストップしていた読書ですが、ようやく1冊読破…。
今日の京都への往復の間で残りを全て読みました。



『村田エフェンディ滞土録』

梨木香歩 著
角川文庫
価格:476円(税別)

1899年トルコのスタンブールへと留学した村田氏と下宿の仲間、抜群の間合いで口を挟む鸚鵡、部屋に居ついた神々が繰り広げる物語です。

更に、先回『家守綺譚』で登場した主人公も出てきます。
まぁ村田の存在も『家守綺譚』にしっかりと記されていたんですけどね~。

トルコの船が日本の沖合いで沈没したのを、漁民や警察などみんなが力を合わせて必死で救助にあたってくれたことに、トルコの人々は今でも感謝をしてくれていると聞きます。

当時、そんなワケでトルコ政府から資金の提供を受けて、留学生が渡ったというのはおそらく史実です。
大昔にあった歴史上の出来事をファンタジーも含んだ作品に仕上げた梨木さんはさすが、としか言いようがないですね。

まだまだ未読本が溜まっています。
頑張って読まないと…。

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