『バスジャック』
こんばんは、メガネです。
ちょっと間があいてしまいましたが、久々の読書です。
『バスジャック』
三崎 亜記 著
集英社
定価 ¥1300+税
ちょっと古いですが、映画化された『となり町戦争』、先日ご紹介した
『失われた町』の三崎亜記さんの短編集です。
彼女の世界って本当に独特なんですが、この短編集を読んで、そんな独特な世界の中にも「日常」を感じてしまい、軽くパニックです。(笑)
気に入ってるのは
「二階扉をつけてください」
「バスジャック」
「動物園」
「送りの夏」
とにかく読んでもらわないと面白さも不思議さもわかりません。(笑)
最初の「二階扉をつけてください」なんてホンマ意味わかりませんし。
でも、何故か笑ってしまいます。
いや、考えたらものすごく恐ろしい結末なんですけどね。
「バスジャック」「動物園」も完全に現実からはかけ離れてはいるのですが、普通にそんなことが起こってるんだ~と読めてしまうから不思議です。
最後の「送りの夏」
僕はちょっとこの世界がうらやましいかも、って思いました。
あ、でも最後まで決心がつかず送ることができないかもしれませんが…。
まぁそんなわけで。
書店ではたいていの場合、もう取り寄せてもらうしかないでしょうが、図書館ではぼちぼち待たずに借りることができるようになってきているのではないでしょうか?
この独特の世界、是非味わってみてください。
関連記事