『女のいない男たち』
こんばんは、メガネです。
読んでる途中の本を無視して、できるだけまとめて読みました。(笑)
『女のいない男たち』
2014年4月20日 第1刷発行
2014年4月25日 第2刷発行
著者:村上春樹
発行:株式会社 文藝春秋
定価:¥1574+税
2014年4月27日読了
『1Q84』、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を経て、短編としては9年ぶりの作品だそうで。
そういえば、多崎つくるの書評してないですよね、確か。
激欝でそれどころじゃなかったのかな?(;^ω^)
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は春樹色としてはちょっと違う感じでしたね。
『海辺のカフカ』に似てるような、似てないような。
さてさて、本線に戻って、最新作の『女のいない男たち』ですが、
「あぁ、これが村上春樹だった」と思い知らされる密度の高い作品でした。
短編より少し長く、長編よりも少し短い。
大好きな独特の世界観。
まだ高校生(にもなってないかも?)だった頃に『ねじまき鳥クロニクル』を読んだ時のような感覚になりました。
好奇心と高揚感、そして、得体の知れない不安。
どの短編が1番好きかと答えるならば、「イエスタデイ」
どの短編が1番おすすめかと答えるならば、「木野」
久しぶりに、読んでいて漠然とした恐怖を覚えました。
これぞ村上春樹。(もちろん僕個人の勝手な感想なのだけれど)
夜長に音楽を聴きながら、濃密な時間を過ごせました。
(というよりも、静か過ぎても読めないし、にぎやか過ぎても読めないので、音楽で遮断(導入)するしかないのです。(笑))
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