『女のいない男たち』

メガネさん

2014年04月28日 22:30


こんばんは、メガネです。


読んでる途中の本を無視して、できるだけまとめて読みました。(笑)




『女のいない男たち』

2014年4月20日 第1刷発行
2014年4月25日 第2刷発行


著者:村上春樹
発行:株式会社 文藝春秋

定価:¥1574+税

2014年4月27日読了


『1Q84』、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を経て、短編としては9年ぶりの作品だそうで。

そういえば、多崎つくるの書評してないですよね、確か。
激欝でそれどころじゃなかったのかな?(;^ω^)

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は春樹色としてはちょっと違う感じでしたね。
『海辺のカフカ』に似てるような、似てないような。


さてさて、本線に戻って、最新作の『女のいない男たち』ですが、

「あぁ、これが村上春樹だった」と思い知らされる密度の高い作品でした。


短編より少し長く、長編よりも少し短い。


大好きな独特の世界観。

まだ高校生(にもなってないかも?)だった頃に『ねじまき鳥クロニクル』を読んだ時のような感覚になりました。

好奇心と高揚感、そして、得体の知れない不安。


どの短編が1番好きかと答えるならば、「イエスタデイ」
どの短編が1番おすすめかと答えるならば、「木野」


久しぶりに、読んでいて漠然とした恐怖を覚えました。

これぞ村上春樹。(もちろん僕個人の勝手な感想なのだけれど)


夜長に音楽を聴きながら、濃密な時間を過ごせました。

(というよりも、静か過ぎても読めないし、にぎやか過ぎても読めないので、音楽で遮断(導入)するしかないのです。(笑))




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