香港からの来訪者 その2

メガネさん

2007年02月25日 02:07

そんな話題で盛り上がっているうちに時間はあっと言う間に過ぎてしまい、おすし屋さんの閉店時間になってしまいました。

そういえば、帰りはどうするんやろ?と思って聞いてみると、心斎橋のホテルに戻るとのこと。
しかし、時間は23時を過ぎています。
JRに間に合ったとしても梅田からの地下鉄って終電過ぎてるんじゃ…?

今回の滞在中に一度終電に乗り遅れてしまったらしく、タクシーの料金の高さを嘆いておりました。


3年ぶりに会えたのだから少しでも長くもっと話をしていたい、それにやっぱり終電に間に合わないってわかってるのにJRで帰らせるってのはできないので、ホテルまで直接送っていくlことにしました。

遠慮して何とかして帰るからいいと言ってきかない彼女を「わかった、じゃあ駅まで送るわ」と車に乗せて走り始めました。
そして、駅へ向かうと見せかけておいて大津ICへ。(笑)

気付く頃には時すでに遅し。(笑)


風の強い中、深夜の名神を走って吹田へと向かいました。
その間、香港にいる他の友達は今どうしてるとか、日本の他の友達はどうしてるとか、難波で彼女に会ったことのある僕の後輩に出会ったとか、お互い年取ったなぁとか(笑)、いろんな話をしました。


朝走ったコースをもう1度通るってのは気分的にしんどかったですが、新御堂まではスイスイと行けました。
しかし、、、新御堂を降りて御堂筋に入ったとたん、あたりはタクシーだらけで大渋滞。
あのーもう深夜1時なんですけど、何でこんなに渋滞してるんですか?(笑)


僕 「夜中にこんな渋滞してるとこ、初めて見た。」
G 「滞在中毎晩こんなんやで。って、夜中も渋滞してるのは香港も同じやね。」
僕 「ああ、そうやった!!おまけに地下鉄とタクシーは24時間営業やったしなー」

なんて言いながらも、淀屋橋を過ぎると渋滞は解消。
心斎橋へ差し掛かり、泊まっているホテルを聞くとなんと営業で回っているコースのど真ん中。(笑)
すぐにわかりました。

ここでいいって言うところで車を停めていよいよお別れ。
「仕事で長距離を走って疲れてるのに、こんな夜中に遠くまで送ってくれてありがとう」

と言って彼女は泣いてました。


何を今さら。
僕が香港に滞在していた期間ずっといろんなところを案内してくれたし、ホテルまでの送り迎えだって毎日してくれたし、Gladysをはじめ現地の友達にどれだけ助けてもらったか。
おまけに7年の付き合いやのに。
そこらへんの日本人よりも長いで、これ。(笑)

まさかそんなことで感動してくれるとは思ってもいませんでしたが、素直に喜んでもらえたことが本当に嬉しかった。


英語でしかコミュニケーションが取れないですが、言い回しの表現が少ない分、自分の気持ちをダイレクトに伝えているからこそ分かり合えるのかもしれませんね。


京都駅で出迎えた時、一目散に僕に向かって駆け寄って飛びついてくるほど会いたいって思っててくれた。
ホテルまで送り届けただけなのに、涙を流して喜んでくれた。


3年前に会ったときは大学を卒業してすぐのことでした。
あれからお互いに仕事で忙しくなり、いろんな失敗を経験して大人になってきているのかなって思います。
以前は会ってバカ騒ぎして「じゃあまたね!」といっていつでもまた会えるって思いながら、見送ったりしていたんですが、今はそれだけじゃないんでしょうね、何が以前と違うのかはわかりませんが。


いつかは誰かと結婚して、仕事ももっと忙しくなってお互いの国を行き来することがなくなってしまうかもしれない。
そういう気持ちが彼女にあったのかもしれないですね。

今になって思ったんですが、ひょっとしたら仕事か何かで少しスランプだったのかもしれません。
帰国前に届いたメールを読んで何となく、直感的にそんな雰囲気があるんじゃないのかなーって思いました。


どんなに忙しくても、会えるなら何度でも会いたい。
できるなら当事一緒に過ごしたみんなで同窓会もしたい。


本当に大事な大事な思い出を共有している親友なんです。

__エピローグ___

そんなわけで感傷に浸りながら帰途についたんですが、あとは強い風と眠気との戦いでした。(笑)
何とか2時前に帰宅。
神戸勤務の同僚の結婚式に出席するため、川崎から一時帰宅している弟と酒を飲みながら少し話して、なんやかんやで寝たのが何時だったかわかりません。(笑)




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